ホールデムのタイプ

 実際に行われているテキサスホールデムのゲームのタイプを説明します。細かく分ければ色々あるのですが、大雑把な区分はリングゲームかトーナメント、ノンリミットかリミットかというのが大きな分け方です。ホールデムのルールから考えれば最大で23人までのプレイが可能ですが、そんな人数はディーラーの手もテーブルのスペースも足らないので、実際に一つのテーブルでは多くても9〜11ぐらいです。このプレイ人数も重要な要素です。

・リングゲームとトーナメント

 リングゲームはカジノやオンラインポーカーなどで一般的に行われているポーカーで、いつでも好きなテーブルに入って、いつでも抜けられるのが特徴です。空いている席には基本的に座れるので、できるなら観戦してそれぞれのタイプを把握し有利な席をとりましょう。
 トーナメントは大会などで用いられるルールで、人数と期間を区切った潰し合いと考えてもらえばいいです。各プレイヤーが一定金額でチップを買い、それをゲームの中で取り合います。基本的に席は主催者側が決めてしまいますし、席を変える事もできません。そのテーブルの中で自分の能力を駆使して戦いましょう。トーナメントではチップがゼロになった時点で脱落となり順位が付きます。その順位に応じて返金される形になります。

・ノンリミットとリミット

 ルールでも少し触れましたが、今回はもう少し実際の特徴を話します。ノンリミットとリミットの一番の違いは1ゲームの中のリスクです。ノンリミットホールデムではオールインができるため、レイズの上限は自分のチップの量になります。全財産を賭けるという言い方は極端ですが、1ゲームの中で全て失いかねないリスクは、当然ながら全てのプレイヤーのプレイに影響します。そのため自然カードを見る目はシビアになりタイトに、つまりフロップ以降のカードを見る人数が少なくなる傾向があります。リスクが高い分ブラフも効果的ですが、そのあたりの駆け引きは難しいです。一言で言えば上級者向けです。
 リミットホールデムでは逆に1回のゲームの上限がおおよそ調節できます。リスク管理ができやすいといえばそうですが、その分どこかカードを見る目が甘くなるところがあります。そのためフロップ以降を見る人数がノンリミットに比べて多いです。初心者向けといえばそうなので、慣れない内はこちらをプレイしましょう。
 こういった条件はポーカーテーブル、又はポーカールールの指示に賭け金のミニマムとマキシマムが表示されていると思います。ノンリミットは分かりやすいですが、リミットの形には幾つか種類があるので気をつけましょう。
―――ストラクチュアドリミット(Structured-limit)
 リミットホールデムの一種で、賭け金を固定している形です。例えばストラクチュアドの$5−$10の場合、ファースト・セカンドベッティングラウンドまでは$5単位でのベット、レイズしかできません。つまり初めてレイズするプレイヤーは必ず$5となり、リレイズも$5の上乗せとなります。サード・フォースベッティングラウンドでは$10単位のベット、レイズになります。
―――スプレッドリミット(Spread-limit)
 範囲内での賭け金を固定している形です。スプレッドリミットの$2−$5の場合はレイズの額が$2から$5の間の額になります。つまりミニマムの$2でもいいですし、$3でも$5でもいいです。ただし、一度ベットがあるとリレイズもそのベットの額に合わせるのが一般的です。つまり$2のベットがあれば、リレイズは$2単位になります。
 またスプレッドリミット$3−$3−$6−$6の四つの数字が並んでいる場合、ファースト・セカンドベッティングラウンドは$1〜$3という範囲で、サード・フォースでは$1〜$6まで上限が上がる形になります。
―――レイズリミット(Reise-limit)
 一回のベッティングラウンドの中でレイズの回数を何回までと制限している形です。一般的には4回前後ですが、カジノやポーカールームによって違いますので初めての時は確認しましょう。


 

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