ポットオッズとインプライドオッズ

ポットオッズ
 ポットオッズはポーカーの最も重要な要素の一つです。このあたりが分かってくれば、とりあえ基本的な事は分かっているといえます。
 言葉の意味としては(今現在のポット):(コールするチップ量)の事を指しますが、これは自分の役に対するチップが確率的に妥当かどうか判断するのに使われます。つまり勝てるであろう確率に対する、勝てる際にもらえるチップの量です。
 フロップでフラッシュリーチの状態で、アウツは9枚。ターンでできる確率は約18%です。この時、ポットに160のチップがあり、相手が40のレイズを行ったとすると、コールするのは割に合うかの計算がポットオッズです。フラッシュができれば勝てると仮定して、この場合ポット:ベット=200:40となり割に合います。しかし、ポットが60のところに40のレイズがあれば、100:40となり割に合いません。


インプライドオッズ

 インプライドオッズはどちらかというと発展的な内容ですが、ここでまとめて説明します。
 インプライドオッズとは勝てるであろう確率に対する、勝てる際にもらえるであろうチップの量です。ポットオッズは可能性に対する確実なチップの量ですが、インプライドオッズは可能性に対する推測のチップの量です。
 自分はJh5hでフロップはKh2hTs。フラッシュリーチの状態で、ターンに8cが出ました。現在はヘッズアップの状態で、相手プレイヤーはプリフロップの段階から激しく攻めたててきています。ポットに200のチップがあり、相手プレーヤーは100のベットをしてきました。ここでのコールはポットオッズを見れば割に合いません。しかし、相手プレーヤーは性格的にタイトアグレッシブなプレイヤーでターン以降でのフォールドは全くしません。そのため、もしフラッシュができればオールインを受けてくれると推測し、そうすれば割に合うのでコールします。
 この場合はポットではなく相手の性格で判断して、オールインを受けてくれれば割が合うという推測でコールを選択しました。実際に出るかどうかは分かりませんが、こういった推測で未来にあるポットを予測し、それを含めての比をインプライドオッズといいます。


 

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